ロボアドバイザーって何？？最近よく聞くロボアドを分かりやすく解説！

資産運用のことを調べていると『ロボアドバイザー』ってたまに耳にしませんか？

今流行っている資産運用『ロボアドバイザー』を分かりやすく紹介します。

ロボアドバイザーとは

ロボアドバイザー(ロボアド)とは、自分の運用スタイルや目的に合った商品を提案してくれる便利なサービスです。

利用者のリスクの許容度に応じて最適な資産の組み合わせを提案してくれます。

そんなロボアドバイザーには『アドバイス型』と『投資一任型』の２種類あります。

アドバイス型

アドバイス型はリスク許容度を診断し、その人に合った最適な資産の組み合わせ(ポートフォリオ)を提案してくれます。

あくまで提案としてアドバイスをくれるだけなので最終的に買うか買わないかの決定は自分で判断します。

投資一任型

投資一任型はリスク許容度を診断し、最適なポートフォリオを提案したうえで、運用までの全てを一任することが出来ます。

なので定期的に積立をするだけで提案されたポートフォリオに応じて自動で運用されていきます。

メリットとデメリット

自分のリスク許容度に応じて自動買いつけ運用するロボアドですが、投資初心者に優しいメリットもあれば反対にデメリットもあります。

メリット

ロボアドバイザーを使うと上記のようなメリットがあります。

最初に質問に答えるだけでリスク許容度を診断し、年齢や資産額によってあなたにあったポートフォリオを提案してくれます。

また何か月かに１回リバランスを行ってくれる為、資産の配分率が崩れることなく運用することが出来ます。

このため投資一任型であればお金さえ入金すれば全て自動で資産運用することが出来てしまいます。

デメリット

ロボアドバイザーは楽に資産運用ができるメリットと逆に上記のようなデメリットがあります。

自分で株や投資信託の銘柄を選ばなくて良い分、手数料が少し高めに設定されています。

手数料は預かり資産に対して約0.5%～1.1%かかるため普通の投資信託の信託報酬と比べるとかなり高くなっています。

また預かり資産の額に応じて手数料が変わるため金額が多ければ多いほど手数料が安くなる傾向にあります。

NISAなどの非課税制度と違い利益が発生すると、利益に対して20.315%の税金がかかってきます。

また自分でタイミングを計って売買することが出来ないため株価が下落しやすい時に買って一気に利益をたくさん出すようなことはできません。

あくまでも堅実な資産形成になりますのでコツコツと積み立てて資産形成をしていきます。

どのくらい増えるの？

利益の出方

すべてを投資家に代わって代行してくれるロボアドバイザーですが、どのくらいの利益が出るのか気になりますよね。

正直投資ですから必ず儲かるといったことは言えませんが、基本的には年齢・資産額に応じてポートフォリオが変わってきますので利益の出方には差が出てきます。

リスク許容度が高ければ株式を多く含んだポートフォリオになりますのでリスクが高い分増える利益も多くなります。

一方リスク許容度が低い方であれば債券や預金などの安定資産の割合が多いため、リスクが低い分増える利益も少なくなります。

ロボアドバイザーを取り扱う証券会社によって利益の出方も多少変わってはきますが、投資信託と同じく長期的に見れば資産を増やせる可能性が高くなります。

リターンの例

ここでは筆者も利用しているTHEO（テオ）のリターンの実績を見てみます。

2016年3月～2022年12月までの運用実績において、年平均の利回りが最も高かったポートフォリオのリターンと最も低かったポートフォリオのリターンを紹介します。

最も運用実績が良かったポートフォリオの年平均リターンは7.57%

最も運用実績が悪かったポートフォリオの年平均リターンは2.61%と、どちらもプラス収支になっています。

THEOのポートフォリオは231通りあるので、すべてのポートフォリオでプラスになっていることが分かります。

またTHEOに限らず他のロボアドバイザーでも似たような収支になっています。

まとめ

プロの投資家に代わって銘柄の選定、購入まで全てお任せできるのがロボアドバイザーです。

投資の知識が少なく自分で商品を選べない方、全くの初心者の方にとっては非常にオススメだと思います。

逆に手数料が高くて気になる人であれば投資信託、税金がかからずに積み立てていきたい人はつみたてNISAがオススメになります。

資産形成を何から始めていいか分からない方はまずロボアドバイザーから始めてみましょう。